キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
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L042 チャル・キリム

産地 チャル  ÇAL KILIM
年代 1945年頃
大きさ 280~284*163cm
価格 185,000円


お馴染みチャルの大判キリム。
お勧めのポイントは、少し古めの年代によってもたらされるマイルド感。
この全体画像を一目ご覧頂いた瞬間、チャルらしい夕日の様な穏やかな色調に感じられると思います。
でも、フィールドはオレンジ系の色彩、本来なら華美な色彩に感じてもおかしくは無い筈。
ところがこれは、同じオレンジでも赤味の入り混じったフィールド色で、淡い紫を上手く取り込み、緑や黄色も微妙に優しい色彩、コントラストが強く表れない色彩を用いる事でマイルドに感じるのです。
若いキリムでは、アクの強い化学染料をマイルドに感じられるまで退色させても少し違和感が残る上、コントラストを抑えるために用いた黒はそのままに残ります。
しかしこれは、大差がある訳ではありませんが、応分の年代があるお陰で最低限の黒の使用で済み、黒く見える部分も焦げ茶や茶褐色を使う事で上手く抑えてあります。
年代的に、天然色か化学染料なのかはっきりしませんが、元々調和のとれた色彩で、少し退色していた事もあって余り太陽光に晒してなくてもこの色合い。
フィールドに置かれる定番の5つのドラゴンメダリオンは、それぞれが接触しない様に注意を払って過密に配置され、その上で広く空くスペースは星や羽の模様で埋めてあり、様式美を頑なに守ろうとする織り手の意気込みが伝わってきます。
フィールドを取り囲む特徴的なボーダーは、ベレケットと狼の口が三位一体となった複合ベレケット模様、数多くはありませんが、時折見られるパターンです。
全体として、大きめな模様がボンボンと入り、色調も適度なメリハリ、統一感がありますから、下手に複雑な模様がゴチャゴチャしているものよりか、割と落ち着きが感じられるでしょう。
やや古めのチャルにもかかわらす、使用感の無い上々のコンディション、これから実用的なキリムとして重宝するでしょう。




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