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L215 アナムル・キリム |
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アナムルの3連キリム(ウチュ・カナット)。 南アナトリアのビーチリゾートで有名なアンタルヤ、アランヤを超えて更に東へと進み、一番南に突き出た辺り、別の言い方をすればコンヤから真っすぐ南下して海沿いまで降りた所がアナムル。 周辺各地で織られていたこの手の縞模様キリムが集積された事から、その名で呼ばれるようになったと思われ、産地ではなく用途としてのペルデと言う場合もあります。 基本は縞模様で、赤色をベースにしたものがお馴染み。 しかし、これは全く見慣れない姿なのが却って興味を引き、上と下にボンボン状の房飾りも付いたままなので、交渉して買い取りました。 これのベースとなる薄いラクダ色は、染めてないウールのように見えます。 仮に染めていたとしても、身の回りにある草木から染めたものです。 きっと昔はラクダの毛で織られていたのでしょう。 それが手に入らなくなり、ウールで代用したと考えます。 元々の用途が何であるのかはよく分かりません。 カバーにするなら、もう少し目に付くような色合いなり装飾とする筈ですが、これはその反対、むしろ周囲と同化するような色彩。 薄さはそれ程でも無く、飾りにするにはそれなりの重さもあります。 いずれにしても、少し目が詰まり気味なので、少しの気配りさえできれば敷物も可能。 何かの機会毎に、配置を変えたりすれば万全でしょう。 長さに対して幅のあるキリムなので、ソファーカバーも余裕です。 横幅のある大きなキリムで、入荷して早めに撮影したため、表面に畳み皺が見えますが、殆ど復元しています。 繋ぎ目の皺は縞模様を調整している為に起こっているので、これはそのままです。 |
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