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M224 ホタムシ・キリム |
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ほぼ未使用と思われるホタムシ。 この地方に伝わる模様を集め、凝縮してこの一枚に詰め込んであります。 定番のホタムシでは、同じ六角形のメダリオンを用いても、これほど密な模様配置は行われず、キリムは歪みが合って、どこか遊牧民風の大らかさすら漂います。 (そういうものを少し前に買い付けました。) これらは制作目的から違っているのだと思います。 これは見た目から、まるで制作見本のようであり、敷いて使う為と言うよりは、その技法なりスタイルを後世に伝える為のものかもしれません。 即興で織り進める事等到底不可能、入念に下図を作り、それをどんな形でキリムに写し出すか、かなり入念に考えたか、腕利きの方に外注したのかもしれません。 それ故、使わずにしまっておかれたものだと思います。 そもそもホタムシとは、コンヤ地方に住み着いたトルクメン人の一派をトルコ系の人達がそう呼んだ事に由来し、地名ではなく部族名です。 従って、居住していたエリア毎に、その土地の特徴と融合したため、その種類は豊富です。 因みに、この上下に置かれたエクストラなボーダーは、タシュプナルやニーデの趣が感じられるもので、彼らの生まれ育った土地のデザインを第一ボーダーに選択。 その上で、第二のボーダー、外周を囲うのは彼らの部族性を誇るようにギョル、紋章が置かれています。 フィールドは圧巻そのもの、よくもこんなデザインを思いついたものです。 個々の模様を小さく圧縮した上で、隙間を埋め尽くす仕草は、もはや神業。 彼らが誇りとするトルクメン人の忍耐強さをキリムに表現しているのでしょう。 随所に見られる狼の口は、外部への威嚇が強く意識され、仮に邪悪なものがこれを見たとしても寄ってはこられないでしょう。 織り地は気持ち薄手程度で目が詰まっていますから、例え敷物としても、容易に壊れるようなものではありません。 |
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