キリムの店*キリムアートアトリエ |
HOME | | | お取り引き について |
| | 配送方法 と送料 |
| | お支払い について |
| | Q&A | | | オーダー フォーム |
| | お知らせ | | | サイト マップ |
M225 レイハンル・キリム |
|
珍しい中判サイズのレイハンル。 昨今、レイハンルとしてはあまり見かけないタイプです。 私の持っているレイハンルの古い端切れにこれと似たタイプがありますから、伝統的なスタイルの一つである事は間違いないところ。 何より、このデザインをチフカナットではなく、一枚でこのサイズに収めている所がお見事。 これを一目見たトルコ人の業者は、大きなキリムを小さく加工したものを疑います。 しかし、手に取って見ると「オリジナルだ」と、異口同音にします。 お祈り用として制作されたもののようにも見えますが、使用感が無いので壁掛けとして使っていたのかもしれません。 かつては、レイハンルにも移動に際して持ち運ぶ小さなサイズのお祈り用がありましたが、もうこの時代には必要なく、代わって、無機質なコンクリートの壁面を覆うものが必要になったのでしょう。 その為か、基本的に上下を問わないデザインにも関わらず、なんとなく画像の方向で飾る様に作られている気がします。 その醍醐味は、何といっても中判に凝縮された大判のデザイン、このサイズの中にエッセンスが詰まっていること。 中心線は真っすぐ綺麗に走りながら、詳細の個々のモチーフは割と大らか。 更に注意深く見ると、左右で微妙に模様が異なります。 二人で織り進めたものなのか、一人でアレンジを効かせたものなのか何とも言えませんが、見方としては面白い。 前もって下図を用意してから織り進めていますが、絵に書くのと、実際のキリムに写し出すのとでは違いが生じ、それを如何に調整していくのかといった所作までが感じられます。 赤色は茜が使われ、色むらは景色の一部になっています。 |
戻る |
当サイトの写真・文章・他、すべての情報の無断複製・転用をお断りします。 Copyright © 2021 Kilim Art Atelier. All Rights Reserved. |
280 |