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o209 アイドゥン・キリム |
産地 | アイドゥン AYDIN KILIM |
年代 | 1945年頃 |
大きさ | 145*87cm |
価格 | 45000円 |
ちょっとユニークな、アイドゥンのミフラブ付きキリムです。 メインフィールドの中央には生命の木が伸び、頂点には大きな冠のようなフック付きのミフラブを用いていますが、生命の木の頂上と冠の中央が微妙にずれています。 この生命の木は、命を司るものとして、神格化されたものなのでしょう。 微妙にずらすことによって、神様の他に完璧なものを創ることはできないと説いているようにも見えます。 線の細い生命の木には、大きなたくさんの果実がなり、神への貢ぎ物を差し出しているようです。 また、この白いコットンボーダーをご覧ください。 アイドゥンでは、白さを強調するために一部にコットンを使うことはあっても、一般的なものは何と言っても乳白色のウールで、ここまでコットンを使うのは希です。 アナトリアで古くから使われているボーダーの向かい合った羊の角は、一つ一つ上下左右で微妙に大きさや形の異なるもので、力強く愛嬌も感じられるデザインです。 やや薄手に織られた良いキリムで、コットン部のなめらかな手触りもおもしろいです。 このアイドゥンの色調は、肉眼では普通に識別できますが、白いコットンはコントラストが強いので、カメラで撮影すると白はより白く、他の色が暗く見えがちです。 薄く太陽の当たった明るめの画像で、できる限り実物の色合いに近い色合いを掲載しています。 |
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