キリムの店*キリムアートアトリエ |
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M071 タシュプナル・キリム |
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美しい色彩に加え、とても上質なキリム。 この大きな羊の角の模様は、アダナ、マラティア、カイセリ等の各地で織られていますので、デザインだけで由来を特定する事は難しいですが、アクサライ(県)方面では古くから好んでこの模様が使われていました。 そして、この色彩とデザイン配置からタシュプナル辺りで間違いないと思われるものの、産地を示すとされるボーダー部はカイセリからヤフヤル方面のもので、ありきたりのベレケットが多いタシュプナルとは趣が異なります。 ふわりと柔らかい触感は、それこそ古くて薄手のヤフヤルの様。 また、ボーダーの一部と白い羊の角のうち、より白い所はコットンとの混紡が使われている事から、アダナぽい装いもあります。 ともすれば厳めしい顔つきにも映る大きな羊の角は、細やかな装飾と配色の妙のお陰で、何処か温和で優しい表情をしています。 いずれにしても、細く紡がれた糸で丁寧に織られた感じのするキリム、薄手の柔らかいキリムは敷物というよりもタペストリーの様。 薄くて軽い事から、持ち歩く為の物なのかと思われるところ、移動用には不向きな大きめサイズ、せいぜい壁掛けに使っていたのかどうかな?という印象。 この手の上質なキリムは修理が難しく、破損でもしていようものなら無残な事になりますが、これはオリジナルの房まで綺麗に残る使用感の無さと、状態まで申し分なし。 遠目に見ても分かり易いデサインなので、飾りにするか、負荷の少ない場所に敷く等の利用が向いています。 |
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