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M167 カイセリ・キリム |
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お馴染みカイセリのキリム。 誰しも何処かで見たことのあるデザインだと思います。 ミフラブ模様でお馴染みのサルズに分類されますが、実はこれ、フィールドのデザインそのものはギョムルゲンのパターンが用いられています。 そのサルズのキリムの担い手はアフシャル族の末裔達ですが、彼らは、サルズ地区の少し上のプナルバシュ一帯に多く居住しており、そこへ婚姻などにより更に北のギュムルゲンのデザインが入ってきたという事になります。 実際に、その色合い等から、これはプナルバシュ辺りで織られたものと思われます。 ご覧のように、同じ模様を小さく精巧に繰り返す構図は、彼らのアイデンティティに由来する所があり、カイセリの中では異質な精巧さが売りです。 こんな緻密な模様を織り込むと分かっていたら、制作前から気分が折れそうに思いますが、彼らはこの手のキリムで4mでもやってのける人達です。 ボーダーに置かれているエリベリンデを見ると、大抵、帳尻合わせの半身模様が使われる中、これはそんな真似しませんよと言わんばかり。 何処か粗がないかと探しましたが、目に付くのは徹底した装飾性ばかり。 この小さめサイズはお祈り用の目的だと思われ、敢えてミフラブを使っていない所に何かしら拘りを感じます。 掲載画像では、屋外撮影の影響で幾分色のコントラストが強く現れているかと思います。 特に白は画像では真っ白になっていますが、実物は生成色です。 室内灯下だと全体的に暗めに感じられると思います。 キリムそのものは頻繁な色の切り替えのせいもあり、スリットが多くとても柔らかいタイプ。 買い付けた時からほぼ未使用の様でしたので、使用によるダメージは考えなくても良いですが、それでも負担の少ない場所での利用が向いています。 |
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