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om841 アダナ・キリム |
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アダナにお馴染みの、ベレケットメダリオンのキリム。 こちらでは、横のボーダーを簡略化した櫛模様のみの様式として、メインの赤いフィールドを広く取って、2×4つのベレケットデザインを割と正確に織り込んであります。 経糸には、しばしばブラウンやミックス糸が使われる中、コットンを選んだのは、強度面だけでなく、歪みを嫌い、精巧なデザイン描写を行うため、そして、アダナの名産品で豊富に入手できた事などが当然影響しているのでしょう。 余り見栄えしない物が多いコットンの房は、(出荷前の)仕上げの段階でほとんどが切り落とされますが、これは未使用という事もあり、綺麗な編み込みの房なのでそのままに残しています。 また、緯糸は二本取りした糸(一部はシングル)をメインに使う等して、適度な厚みも出していますから、敷物にするのに向いています。。 デザイン面では、特にお祈り用に使うような形式とはなっていませんが、中央のベレケットはお祈り用にも転用できます。 そのベレケットは、アダナのつがいの鳥模様がしばしばそうであるように、ペアで並び、下から若葉のような緑、木々の幹の様な黄土、次いで、色薄い水色に白い爪、そして、最後に黒と少しずつ年老いていく様子を現しているかのよう。 上端の赤いフィールドの色変わりも、何か意図しての事です。 ベレケットの間に置かれたギザ模様は、子宝に恵まれますようにと願う格好でしょうか。 端にある鋭角なギザギザ模様は、外敵の侵入を防ぐ護符ではなく、此処では鳥。 子宝を運んでくる鳥、そして、死後は、魂を載せて天国に導いてくれるようにと願っている様子。 あくまで、これはアナトリアの伝統的な考え方の一例で、違う解釈をする人も当然あります。 |
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