キリムの店*キリムアートアトリエ |
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M138 産地不明・キリム |
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白を含めても3色しかありませんが、天然色のキリムです。 いつ、何処で織られたものか、詳しい事は何も分りません。 マラティアのとても小さなキリム屋でこれを見つけました。 染色してあるのは2色だけですが、アンティークですら見つける事が難しい位に美しい天然色です。 ちまたで見られる嘘っぽい天然色とは、本気度が違います。 赤褐色は、茜色が年月を経てこなれた色合いを再現したものでしょう。 緑は容易なインディゴ由来のものではなく、黄色に染めてから藍で染めたもので、当然の如く色むらが生まれ、この緑でキリムの上に色むらを作り出す事で、景色に変化を付けています。 かつて、新しいキリムが各地で盛んに織られていた時、誰かが応分の財力を投じて他の新作とは違う特別なものを求めて制作にあたったものと思われます。 これらを草木染めで染めるには必要となる染料も半端無く、また、それだけの設備を整えた以上は、かなりの分量の糸を染めて生産しなければ採算も取れません。 デザインはコンヤの古いパターンを踏襲していますが、色合いのせいか、アフヨンのようにも見えます。 フィールドの真ん中にある六角形のセルと星模様は、コンヤ地方のキリムに用いられるパターン。 これを積み上げる事で、生命の木やエリベリンデ像になりますが、流石にそこまで手をかける事はしなかったようです。 また、緯糸の一部は2本取りを混ぜ込む等、単なる物まねではなく、本気のキリムになっています。 今もしこれと同じ手法で再現しようとしたら、物凄い価格になります。 |
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