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om939 コンヤ・エレーリ・キリム |
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とてもユニークなデザインのコンヤ。 このフィールドにある砂時計形のモチーフは、コンヤでもオブルク地方のお祈り用キリムに好んで用いられるパターンの一つ。 但し、このデザイン、色柄を見る限り几帳面に整った様子のオブルクとは性格が違い、どこかひょうきんな感じがします。 そこで何処の産なのか、ボーダーを見ながら考えていると、はっきりと分かる色むら、特に下端のボーダーは目に付く赤色を使っています。 ボーダーぐるりを取り囲む狼の口といい、これはたぶんエレーリ産、それも田舎の方の農村部、遊牧民の末裔でしょうか、昔ながらの趣のある顔つきをしています。 形式に囚われない自由奔放なスタイルことがキリムの醍醐味と、こういうキリムを見ているとそう感じます。 また、その田舎臭い地域性故、化学染料の普及が遅れ草木由来の天然染料が多く使われています。 天然色の代表格、茜由来の赤色はやや暗めの赤、インディゴ由来の紺色は、濃く熟成された藍の色。 化学染料由来の色なら、退色して色あせた感じになるものが、こちらは濃厚なまま。 その所為で、制作年代が今ひとつはっきりしませんが、色合い・図柄ともより古い時代の名残りをそのままに残したとても良いキリムです。 恐らくこれもお祈り用に使えるようにと考案されたもので、上下を問わないスタイルですが、掲載画像通りの向きが一応の方向を示していると思われます。 織り地は薄くも厚みもないノーマルタイプ、敷物や壁掛けとしてお使い下さい。 |
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