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M201 アイドゥン・キリム |
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産地が良く分からないところが面白いキリム。 大抵は産地毎に決まったスタイルがあり、母から娘へと受け継がれるので、良くも悪くも、見た事がある定番のスタイルに収まります。 これも同様に伝統的なスタイルなのだと思いますが、決め手が見当たりません。 遊牧民系のキリムで、彼らが辿ってきた道のりを反映してキリムに映し出される事から、様々なエッセンスが加わっているのかもしれません。 まず、赤い背面を使った無地に近いスタイルは、ベルガマ辺りでよく見られるボシュと呼ばれる空白タイプに似ています。 小さい方の狼の口模様もバリケシル辺りのものの様。 オールウールのキリム・絨毯はベルガマの代名詞である事から、これでほぼ推測が完結した為、特徴的な櫛模様やミフラブトップのドラゴン模様が歩に落ちなくても考えないようにしていました。 ところが、撮影していて、上端にある黒い櫛模様部分の編み込みに気がつきました。 何処かで見たなと記憶を辿ると、チネだと思い出し、もし、これがアイドゥンだとすれば全てに一応の説明が付きます。 何より、キリムは薄手でとても品質が良く、ウールも艶々、遊牧民らしく、色むらのある赤色をそのままに使っていて、これが景色となって独特の味わい。 それなりに年代を経ている物なので、総天然色なのではないかと考えます。 青紫色にしても、この手のものは田舎のキリムには共通してみられ、タダで手に入る染料を使わずに、態々、ここだけ化学染料を使うという合理性がありません。 お祈り用として制作されたものですが、宗教的な感じは無く、壁掛けにも良いサイズなので、お好みの方法でご利用下さい。 |
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