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M230 シャワック・ガジャリ |
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マラティア北部に居住するシャワック族のガジャリ。 房のあるものと同時に買い付けられていた為、同じ家族が制作したもので間違いないと思います。 画像をご覧になられて、「房が無いから寂しい。」と感じられるかもしれません。 私もそう思いました。 しかし、両者を並べてみるとほぼ同じ長さがあります。 これは飾りの房が必要ないので、房になる部分も織りあげてあります。 房の必要がない場所、椅子の上掛け等として使うために作られたのでしょう。 同じ家系の筈ですが、少しだけ模様が違うのと、色合いも微妙に違います。 茜の赤は、濃淡の違う赤色と僅かに赤褐色も用いられています。 一部の模様は、青の代わりにブラウンが使われているのも前の作品と同じです。 両者を見比べた時、同時期ではなく、前作から少し間を開けてから制作されたと感じる雰囲気があります。 このタイプで凄いなと感じるのは、同じ模様を決して使わないところ。 これは2本のキリムから成っており、元々は長い一枚のキリムとして織られたものです。 その中に一度も同じ模様を出さないという、強い職人魂と共にそれを実現するだけの巧みな技がここに現れています。 ここまで書いてから、一つ気が付きました。 一番左手の上端部、同じ一本のガジャリなのに模様を変えてあります。 まるで間違い探しのよう、気が付きますかって言われているようです。 この模様には織り手の身の回りにあったガジャリから習得したものの他に、独自に考案したものも入っているかもしれません。 余り使われた感じも無く、丈夫に出来ているので十二分に敷物として使えます。 |
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