キリムの店*キリムアートアトリエ |
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om765 ブルガリア・ギョチメン・キリム |
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ギョチメン(移民)と呼ばれる、ブルガリアで織られたキリム。 一般にはブルガリアに入植した、又は、ブルガリアからアナトリアに戻ってきた人達によるものだと言われますが、恐らくこれはブルガリア人によって織られたキリムです。 現地を訪問していて、ブルガリア人の家庭から出てくる事がほとんどで、過去にトルコ系の縁故があるのかもしれませんが、地元ブルガリア伝来のキリムと理解されています。 トルコ系のキリムとは違う独特の東欧風デザインが好まれ、決まって花をメインに据えた唐草模様を描きます。 そして、これらスタイルは、ロシア方面から伝わったデザインが原型にあると考えられています。 実用性が考慮されて織り目は詰まり、アナトリアのキリムと同じく色や模様の切り替えにスリットを用いますが、ブロック毎に一部をかみ合わせる手法が用いられ、多少なりとも耐久性を上げています。 この製法は、一部のセルビア等バルカン半島のキリムの特徴、靴でキリムの上を歩くことの多い環境に適応したのかもしれません。 ちなみにシャルキョイでは曲線織りによってスリットを最小化して、表面の抵抗を無くす事で耐久性を上げています。 これらギョチメンでは、色むらや模様の変調といった「愛嬌」は影を潜め、絵画のように写実的で宗教的な要素は低く抑えられています。 背面は言葉で表現しにくい淡いベージュ風の色合いで、何処にでも馴染みます。 |
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