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M247 チプロフツィ・キリム |
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誰もが一度は見た事があるブルガリアキリム。 普段よく目にする赤(朱色)の背面のものと趣は異なりますが、デザイン上の分類は違えど、ほぼ同じです。 シャルキョイのデザインにもこのようなブロックデザインもありますから、それがこの地で独自の発展を遂げたもの思われます。 そもそも、これらブルガリアキリムの産地のチプロフツィは、ピロットから一番近いブルガリア側の街であり、当時は、シャルキョイの生産地の一つでした。 その後、ブルガリア国内のキリム生産拠点として整備されて発達しましたが、今はもう当時の面影は無く、街そのものが廃村の危機にあります。 お勧めの点としては、このタイプとしては異常に品質が良い事。 ここでいう品質とは、素材の良さ、糸の細かさ、織り密度の高さ、そして、総合的なバランスの良さです。 ご覧下さい、房の作りも念の入れようが違います。 このサイズだと、複数枚まとめて制作する事もあり、適当な所をカットするので、普通、この様な立派な房は作りません。 これはこの一枚だけを作るために準備され、仕事に掛かったように思います。 画像からも、織り目の整った様子が感じ取れると思います。 普通、良くも悪くも、経糸の張り加減のせいか多少なりとも凹凸感があるものですが、これは腕利きが叩き詰めて制作したのかとてもフラット、かつ、鏡写しの様な左右対称模様を織り上げています。 その為、同じブルガリアキリムよりも気持ち薄手ですが、耐久性では勝ります。 贈り物か、商用目的なのかは分かりませんが、見本として残すようなキリムだと感じます。 ブルガリアで巻き起こったキリム生産に対する情熱の最後の片鱗が、ここに垣間見られます。 当時、ブルガリアでコレクションしていた人が今後とも手に入り難くなると考えて所有していたものなので、普通に買える物とは一味も二味も違います。 |
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