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L177 シャサワン・キリム |
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| アゼルバイジャンからイランにかけての広い地域に住んでいるシャサワン族によるキリム。 ヨーロッパから持ち込まれたもので、詳しい由来について定かではありませんが、デザインと糸質等から、アゼルバイジャンのシルワン系だと思います。 ヨーロッパから入ってくるキリムは、大抵、この長さにカットされているので、何かの飾りにしていたものと推察します。 お勧めの点は、シャサワンならではの艶のあるウール。 まるで今織り上がったかの様な輝きがあります。 そして、もう一点は、豊富な植生によってもたらされる天然染料であり、それは、この良質なウールのお陰でより輝きを増しています。 彼らは藍の使い方が絶妙であり、深い濃紺の他に、青や濃淡のある緑色等、正に自由自在。 その上にコチニール由来の赤色を取り込んであるので、美しくない訳がありません。 デザインも変わっていて、シルワンとカザック、両方の羊の角が入っています。 お分かりの事と思いますが、チフカナットの片割れなので、上端はカットされていますが、それ以外はオリジナルです。 殆ど使用されていない様であり、とても状態が良くて目が詰まっている分、大事に使えば敷物にもできます。 |
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