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L220 ムット・キリム |
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ムットと思われる縞模様キリム。 この状態でキリム屋の在庫にあり、入荷に際して軽くストレッチしただけですが、袋を開いたキリムではないかと思います。 ムットという土地柄、袋物が多くあり、この大き目サイズの袋も珍しくありません。 ただし、ムットのチュアルの場合、表(おもて)面は装飾があっても裏面は装飾が簡略化される等明らかに違いがあるので、袋物と断定するには少し腑に落ちない所もあります。 そのデザインは、幅広の縞模様と魔よけの目を連続して用いたスマックの細い線。 ジジムが一般的なムットで、敢えてスマックを用いているのも少し他とは違います。 強度を上げる為でしょうか、底にあたる部分はダブルで入れられています。 中央の青紫色に折り目のように見えるのは色むら、現状はとてもフラットです。 土地柄、伝統的な生活スタイルが長く受け継がれ、茜の赤等の天然色が見られます。 この赤と黄色のミックスする事でオレンジを作る事が出来るので、どちらとも言えます。 ラクダ色は、ラクダの毛が手に入らなかった為でしょう、ウールで代用されています。 キリムそのものは袋として使うためか、やや薄手。 その分、経糸に黒く強いウールをミックスして使う事で強度を出しています。 例え袋だったとしても、幅広の縞模様は普通のキリムとして十分な見応え。 ※色合いでは、暗い方の画像が実物に近いものです。 |
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