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L269 マラティア・キリム |
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マラティアのチフカナットを半分に切り分けたもの。 ご覧の通り、こちらにはベレケットのジジムが一段多く入っています。 オリジナルでは、中央にこの白地のベレケットジジムがペアで入っており、真半分にカットすると、双方が失われますが、片方を生かす事も可能なため、この方法を選びました。 トルコ業者は不揃いになるから取り除くべきだと、異口同音に反対します。 しかし、カットしたキリムのデザインがどうして上下対象になる必要があるでしょう? 結果は見ての通り、白地が下に一本入る事で、図柄構成にメリハリがあります。 他の特徴は全く同じですから、同じ説明を流用します。 デザイン面では、縞模様とベレケットジジムのみとシンプルな装飾ながら、茜から染めたえんじ色と熟成した藍染めの綺麗な青色の縞が華を添えています。 ブラウンの一部はなすび色、えんじ色を藍染めしたのだと思います。 このえんじ色は、太陽光に当たると暗い褐色、殆ど茶色に近くなるので、この色合いを留めているという事とは太陽光に当たっていない証拠。 ジジムまで全てが天然なのか定かでありませんが、これだけ草木で染めた糸を用意できるのに、ジジムだけ化学染料を使うとも考え難い。 この手のマラティア、ジジムが豊富に入ったものは白と黒をベースにする等シンプルになる傾向があるため、これの場合、天然色で染めた縞模様が装飾を兼ねるという事でしょう。 キリムの厚みは気持ち薄手で薄過ぎない程度。 ウールの経糸も細過ぎず、ある程度の強度を持たそうとした様です。 また、手に取った時、サイズから想像する重量よりも重く感じる事から、嫁入り道具の場合等、何かしら事情があって、密に織られていると分かります。 お陰で、やや古いキリムの割にはある程度の耐久性も出ています。 天然色のキリムながら安価な価格設定ですから、ワンポイントのアクセントとして、お好きな場所でご利用下さい。 |
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