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S289 カシュカイ・キリム |
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カシュカイの小さなキリム。 ラクダの毛で織られた伝統的なスタイル、牧歌的でどこを見てもカシュカイそのものといった感じ。 頭の中にあるイメージに従って織り進めたのでしょう、ボーダー部の凹凸模様がいかにも手仕事らしい味わいを醸し出しています。 中央部に置かれた目の模様は、小さなサイズの割にどっしりした存在感があり、邪悪なものの侵入を拒もうとする意志が伝わってきます。 細部を見るとラクダの毛には濃淡がある上、手紬糸ですから糸の太さもまちまちなものをお構いなしに織り進める事で、部位毎に自然なムラになり、遊牧民らしい作風。 色合いはもちろん、全てが草木染め。 放牧生活の中で見つけた茜の他、熟練した藍染による染色具合が絶妙。 勿論、一部には染ムラもあって、藍の薄いところ等は紐で縛っていた跡なんでしょう。 余計な物は作り込まず、必要最低限度の装飾でありながら、これだけ迫力迫る構図を持っているのは、自然の中で生き抜いてきた彼らならではの作品です。 応分の年代を経て、元々柔らかいラクダの毛は更にしなやかになっていますから、敷物とする場合は負荷の少ない場所が適しています。 サイズ的には自己主張が少なく、それでいて存在感のある飾りになります。 |
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