キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
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S306 フェティエ・キリム

産地 フェティエ FETHIYE CICIM
年代 1955年頃
大きさ 124〜127*115〜119cm
価格 40,000円


俗に言うソフラではありません。
ソフラより一回り以上大きく、幅もあって面積的には小振りなМサイズ相当。
稀に大き目のソフラキリムもありますが、それより更に大きく、広げた時に、「ソフラっぽくない」と感じます。

加えて、ソフラなら背面は単色で良く、ここまで念入りに色を変える必要性に乏しく、これを食卓にするには賑やか過ぎる気がします。
ジジムの配色はランダムで、ミフラブを意識している訳でも無く、お祈り用を兼ねるソフラとも違います。
上と下には大き目のプトラックのジジムが入れられ、ここがオリジナルのフィニッシュ、長いキリムを切り分けたものでもありません。
普通に敷物にするなら、ここまで飾る必要性もなく、用途としては、テーブルか何かのカバーだった可能性はあります。
そういう意味合いではソフラと呼んでも良いかもしれませんが、普通のソフラではありません。

次に、産地について、最もメジャーなフェティエとしましたが、キリムの色柄、質感、そしてウールまでもフェティエとは違います。
ただ、デザインが似ているのでそう遠くない場所です。
勝手な推測で言うなら、青・赤・緑という配色が基調となっているので、アイドゥン方面に近いムーラ辺りが有力です。
アフヨンらしさも伺われますが、それならばもう少しダークトーンになる筈ですし、ここまで色合いの変化に富んだ色合いは違うと感じます。

いずれにしても、西アナトリア地方で何かしらの用途、それも実用的な物よりも、見た目を意識して装飾用として制作されたもののようです。
縞模様の間には白を挟み込んでその上には波模様のジジムを入れると言った手間の入れようが、小さなキリムの割に半端ではありません。

ありそうで他にないタイプのキリムなので買い取りました。
敷いて使っても良いですし、何かの上に掛けて使っても良い様に思います。
キリムの厚みはソフラと似た感じで、キリムはふんわり柔らかいタイプです。




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