キリムの店*キリムアートアトリエ |
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S308 フェティエ・ソフラ |
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ほぼ赤単色のソフラ。 真四角に近い形のキリムの左右の端に流水模様、上下にS字のフック模様を入れた簡素な装飾。 真っ赤な背面を魅せる事にして、最低限の装飾に留めたのだと思います。 もっと簡略化しても面白かったと思いますが、トルコのキリムでは上下左右に何かしら最低限の装飾は必要です。 そもそも、フェティエと言えばラクダ色のキリムです。 しかし、具体的な地名は定かではないものの、フェティエのキリムの一つに、真っ赤なキリム/ジジムを好んで制作する地域があります。 このソフラは、それに似ている所とそうでない所があり、産地の特定には躊躇しますが、代表的な産地としてフェティエとしました。 シンプルな画面構成は、感覚的にボドルム方面を伺わせます。 きっと、山間の土地なのでしょう、経糸にはヤギの毛がミッスクされた、張りのあるグレーの系のものです。 セールスポイントは何といっても天然の赤色。 その土地柄ゆえ、素材となる良質な茜が豊富に手に入った事に加え、赤色を得意とする地方らしく、発色の良い赤色に染められています。 買い付けた当初は、もっと真っ赤でした。 アンタルヤで洗った後で少し日干しして貰うと、糸に定着した染料の違いからこうして色むらが現れてきました。 茜の赤色なので、室内でご覧になるともう少し暗めの赤色に感じます。 丈夫な経糸に加えて、緯糸自体もやや太めの為、キリムはやや厚手でボッテリしています。 玄関のような人通りの多い場所でも使える位の強度があります。 |
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