キリムの店*キリムアートアトリエ |
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S310 アフヨン・ソフラ |
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アフヨン辺りで織られたソフラ。 結構小振りなサイズで、上と下にボーダーがありません。 織られたのは、南方のダズクルに近いエリアではないかと推察します。 ご存じの通り、アフヨン県は広い上に様々なキリムの産地と接していますので、どの地域のキリムに近いかな?というのでも大まかに産地を推定できます。 ご覧の通り、こちらも「揺らぎ」が感じられるデザインの遊牧民系キリム。 エミルダーの様なコンヤに近い辺りとは趣が違い、今まで掲載してきたフェティエ方面に通じるものが有ります。 色合いでは、赤いフィールドと言い、ダズクルのキリムのよう。 質感は、ダズクルから更に西に行ったパムッカレのチルプに近いものがあります。 そしてそのパムッカレから南西に下るとムーラがあり、あのギザギザボーダーの付いたソフラの産地です。 単純に考えると、アフヨン辺りに住み着いた部族と、更に西へと進んだ部族に分かれ、その土地独自のキリムに発展していったのでしょう。 横に置かれた剣先の様な模様は、特段のルールも無いように見えます。 実際、そうなのですが、少し読み解くとしたら、この織り手は右利きで、お祈りに使う事も想定したようです。 お祈りの際に手を置く様に5本のパルマクルが置かれて、差し詰め、上端は親指のよう。 赤い色は勿論、天然色です。 最後の画像から推察頂けるでしょうか、スリットを置かないので、所々で折り返しを入れてあり、これも思い付くままに織り進めたキリムの類です。 持ち運びを意識したやや薄手のキリムなので、飾りとしても面白いと思います。 |
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