キリムの店*キリムアートアトリエ |
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S329 シワス・ガジャリ |
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| イスタンブルの小さなキリム屋で見つけた、小さなガジャリ。 一目見てお察しの通り、テーブルに使うキリムです。 大きなものを切り分けたのでなく、最初からこのサイズで制作されたもので、右上・右端に黒い■が3つ、何かのサインです。 テーブルのキリムであれば、ソフラがあるにも関わらず、何らかの理由でこの小さなサイズのキリムが必要とされたのだと思います。 小さなテーブルの上に飾りとして使う、或いは、子供に持たせる等、何かしらこれを敷きたい理由があって作られたのです。 その所為か、結構、細部まで念入りに作られています。 遠目には、縞模様のように見えますが、白いキリム地の経糸(本当は緯糸)に赤を使う事で、薄く浮かび上がる市松模様になっています。 房の処理の具合といい、見せる為の工夫も凝らされ、左端の房には魔除けのおなまじない、ガラス玉が一つ残っています。 大事な物だったと思われます。 産地は、ベルガマかシワスで迷っています。 ベルガマ地方は遊牧民が多く住み着いた土地柄、この手の物が制作されてもおかしくはない上に、ベルガマはコロン等の細工が得意です。 しかし、ガジャリと言う点、年数を経ても鮮烈な赤色はシワス風。 クルド風の房の処理から、シワスが優勢と判断。 勿論、天然色です。 もし、これがソフラの様に広く作られていたなら、もっとたくさん出てきても良いのに、全くその様子が無いという事は、この家庭に限定の物なのでしょう。 細い糸を使いとても薄く出来ているので、飾りとしての用途しか考えられません。 小さなキリムですが、そこにあるだけで雰囲気が変わる不思議な魅力のあるキリムです。 |
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