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os875 アイドゥン・キリム |
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アイドゥン地方の遊牧民キリム。 外見上は、サチカラ・チャル・アフヨン等の特徴が入り交じって見えますし、上下のボーダー部だけを見たならマラティアのシナン。 こういった何でもありのごちゃ混ぜな所が、遊牧民キリムの特徴であり魅力。 織り手が頭の中に持つイメージに従って即興的に織り進んだのでしょう、個々のデザインは一般的なキリムとは面影が異なり、どの模様も形が不揃い、というか、揃えるつもり等更々なかったよう。 小さな事には拘らず、遊牧民らしいカラフルな色彩を駆使しながら様々なタイプの模様を織り込んであります。 それでも、大きな括りでは上下左右が対称、デザイン構成そのものはしっかりとしています。 そのお陰で、この小さなキリムだと言うのに、フィールドの背面は何度も色を切り替えてあり、実に装飾性豊かなデザインは他の小さなサイズのキリムの比ではありません。 とても手を抜いたとは考えられず、むしろ、一生懸命織り上げたキリムのようです。 少し厚みが出る事、そして、ざっくり織られた感じが許容できるなら、これは最善の一枚でしょう。 恐らく、このキリムの織り手の家族は、完全に定住しておらず、シーズン毎に牧草地を求めて移動していたものと思われます。 その度に設置される織機は、シンプルな構造で、冬季を除き屋外で織られる事も珍しくは無かった筈。 その所為でしょうか、自然と同化したような野に花々の咲くデザインとし、真ん中の小さな箪笥は移動の際に大事な物を詰め込むもの、周囲には目の模様を多数配置してそれを見守っています。 |
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