キリムの店*キリムアートアトリエ |
HOME | | | お取り引き について |
| | 配送方法 と送料 |
| | お支払い について |
| | Q&A | | | オーダー フォーム |
| | お知らせ | | | サイト マップ |
S238 ムット・キリム |
|
先にご紹介したチュアル(S237)の裏面。 元々、使用感の無いキリムだったので、裏面も綺麗です。 ただ、真ん中より上の部分でキリムに凹凸が出来ます。 この部分の緯糸が柔らかいせいなのかもしれません。 見え易いように別角度でも撮影しています。 この画像では、自宅にあるキリムの下に置いて、長期間プレスしたので少し改善しています。 反面、ご使用になっているともう少し膨らんでくる可能性があります。 ただ、それを差し引いてもこの裏面のキリムはオールウールであり、柔らかい感触。 最後の画像は裏側の様子、丁度経糸を継いでありましたので、どんな経糸なのかが見て取れると思います。 いずれにしても、この凹凸を直そうと思えば、イスタンブルで20ドル程度支払って腕利きのストレッチ職人に、一週間位掛けて整形して貰えばかなり改善するでしょう。 ただ、整形後、時間の経過と共に少しずつ元に戻る傾向があり、価格に見合いません。 また、当初、房止めしていましたが、コーナーが捲れ上がるので三つ折りに変更しています。 ※表面(S237)と一緒に購入頂ける方を優先しますので、しばらくの間はご予約とさせて下さい。 → ご予約あり(12月23日) |
【直し方】 | ||
〇切れた(切った)ところ |
「材料」 経糸の太さに合う糸が良いですが、販売されていませんから、 一般的な縫い糸を何本か重ねて下さい。 羊毛でなくても、綿糸で十分です。 細い針は途中で折れるかもしれず、太ければ目を通りません。 糸の太さにも応じて、加減して下さい。 針先は尖っている方が作業し易く、クロスステッチ用針のように 先が丸いものは不向きです。 |
|
〇糸を通したところ →→→ →→→ →→→ →→→ |
〇糸の流れ 1)通した糸が抜けない様に、最初と最後は折り返します。 2)経糸が切れた部分の隣の列から、針を入れます。 3)折り返しポイントが滑らかになるように、隣の列に移る時は、 斜めに針を通します。 4)そのまま列に通します。 5)摘まんでいる部分が、経糸が切れたところです。 6)この状態↑になったら、摘まんでいる糸が見えなくなるまで、 下側の糸を引っ張って慣らします。 7)折り返して隣の列に、斜めに針を入れます。 (画像では6と7を同時にしています。) 8)少し進めます。 今回は右上から左下に進めましたが、右下から左上、左上から右下、 左下から右上、手が動かし易い方向に進めて下さい。 |
|
〇糸が通ったところ |
9)糸を引っ張って、周囲と同じ位の張りにします。 10)穴の隙間が見えなくなるように、生地が均等になるように、 針先で緯糸を動かして慣らします。 11)糸を切る時は、糸端を強めに引っ張って落とします。 そうすれば、切り口が自然に中に入ります。 遠慮して出ている(見えている)部分だけを切れば、切り口が表に 残ります。 |
|
〇ポコポコ部分 |
ポコポコは、踏んで当たれば、擦れて、いずれ落ちます。 擦り切れても、経糸は繋がっていますし、上下左右から力が加わって いますので、簡単に穴は開きません。 だからと言って、切り取りはいけません。 落ちるのを自然に任せて下さい。 それでも、少しでも刺激が少ない方が長持ちしますので、表側にあれば、 裏側に回した方が良いと思います。 裏側であればそのままで。 表に出ない程度に目の間に押し込むか、織り目が緩ければ、針で 緯糸を左右に動かして調整します。 今回は、力がいるだけで、効果は薄いと思います。 ちなみに、現状がこのキリム程度でしたら、チュアルの背面としては珍しく なく、一般的なキリムでも程度の差はあっても見られるものです。 |
|
ご指摘の場所が違うようであれば、お手数ですが、画像を添えてお問い合わせ下さい。 |
戻る |
当サイトの写真・文章・他、すべての情報の無断複製・転用をお断りします。 Copyright © 2020 Kilim Art Atelier. All Rights Reserved. |
35 |