キリムの店*キリムアートアトリエ |
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r13
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産地 | ハタイ レイハンル REYHANLI KILIM |
年代 | 1895〜1900年頃 |
大きさ | 364*150cm |
価格 | 780,000円 |
華麗でユニークなデザインのハタイ県産のレイハンル。 ハタイ県のレイハンルは、フィールドが区画毎に仕切られ、各区画は大振りな箪笥の形状となり、その中には、階段状の目やこのようなお花柄が好んで使用されます。 その箪笥模様の中にお花柄を用いた場合、例えそれがセッヂャーデの小さなサイズであったとしても様々な模様を織り込んだマルチなボーダーを配し、大判ではボーダーとフィールドの幅が同じくらいになる事もあります。 しかし、これは、全面が花柄で、シングルボーダー+小さなサブボーダーで織られています。 織り手の発想によるものか、発注者の指示があったのか定かではないものの、この彩り豊かな花模様には、このような大きなフィールドがよく似合っています。 何といってもこのレイハンル、鮮やかなフィールドと個々の花々の華麗な色使いが抜群です。 フィールド内の色合いにも、左右で濃淡を付けたり、コチニール系の赤の中にオレンジ系の赤を用いたりと、巧みな色使いの一端が伺われ、その特徴は、この花々の色の組み合わせに顕著に見られます。 さまざまな色の結実した極彩色の花柄は、本物の花のように見る者の心を癒してくれます。 やはり古いキリムですから、一つ一つの花の形が微妙に違う味があり、花をつなぐ幹も細く太く、そして、また細くなる伝統的な生命観を出す手法を踏襲しています。 画像中、ブラウンに見える部分も、房の手前のスカート部分のように、かなりの部分になすび色が使用されています。 また、白い部分は定説通りコットンで織られているため、ハイライトのようにコントラストが良く効いています。 極薄のウールの部分もさる事ながら、このハタイのコットン部分の織り目の詰まり具合は、「鬼のように堅い」という表現がピッタリです。 折に触れてハタイのキリムは堅いと書いていますが、実際に触れただけでは、むしろ反対にしなやかなキリムで、「堅い」のは織り目の詰まり具合です。 ご覧になる場所の灯りにも拠りますが、最近のパソコンではコントラストが強調されるので、実物をご覧になるとほんの僅か、画像より色合いが淡く感じられます。 |
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