キリムの店*キリムアートアトリエ |
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fc174 カラジャダー・キリム |
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先にご紹介してあるチフカナット(fc173)と同じものの片側で、説明は同じです。 但し、クルドのキリムらしく、こちらは幅が狭く少し短い分、気持ち安価な設定にしてあります。 カラジャ・ダーと呼ばれるクルディシュキリム。 その名は、カラジャという名のディヤルバクルにある火山に由来し、冬に降った雪は長い年月を経て湧き水として麓に流れる自然豊かな土地柄です。 ただ、ディヤルバクル側は勾配のきつい岩場なのに対して、お隣のウルファ側にはなだらかな斜面広がって遊牧民が放牧するのに適した環境にあり、部族毎に集落がありました。 従って、カラジャダーと呼ぶ場合、殆どがウルファで織られたキリムになりますが、実にいろいろなタイプのキリムがあります。 なお、ウルファの平原地帯を抜けると北西にはネムルート山があり、その向こうはマラティア。 そういった地理的環境からこれらキリムが市場に出るときにはマラティアに集積されて、アナトリア各地に出回ったので、殆どのキリム屋はこれがマラティアだと言います。 本題に入ります。 カラジャダーにはいろいろなタイプがあるものの、決まって、ジジムとキリム部分が混在したスタイルであり、色合いは天然色の基本である茜と藍、赤と青によって構成されます。 茜由来の赤なのでやや暗めですが、典型的な茜の暗い赤とも違います。 白い部分は、コットン。 ジジムの形はクルドの文化であるマラティアとほぼ同じです。 付け加えるとすれば、ハッキャリア地方にこれと似たデザインが見られるので、そちらが起源かもしれません。 堅牢な経糸を張って織られており、元々は、その経糸による編み込みがあり、キリムの端が引っ張られてフラットではなかったので、残念でしたが、今は落としてあります。 また、チフカナットで現存していましたが、2枚揃っても左右の模様なり、色合いが整合していません。 反面、それぞれがまるで一枚ものの様に独立している上に、単体でも幅が広く出来ていて丈夫なキリムとなれば、もうランナーにして下さいと言わんばかり。 お勧めの点としては、このキリムは短期間しか使われていないと思われ、キリム表面には産毛が残っている所がある位で状態が良く、ジジムパートはこれでもかと強靭であり、ランナーとして活躍してくれるでしょう。 |
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