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fg51 カラプナル・キリム |
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非常に古いカラプナル、チフカナットの片割れです。 撮影時の太陽光とカメラの特性により、fg50よりこれの方が色濃く写っていますが、両者同じ色彩であり、どちらかと言えばfg50の方が現物に近いです。 元々、これらのキリムがどんな用途であったのか等全く分かりませんが、縞模様だけのキリムから、ペルデの様な用途ではなかったかと推察します。 一般の市場で手に入れたのではなく、文化省管轄の公式のオークションにかけられたものを、知り合いの業者が落札しました。 このキリムの上と下の部分に何かの文字が書かれているので、大昔に持ち主がモスクへと寄進し、それが長い年月のうちに当局の管理となったのではないかと推察します。 上の黄色い縞には、スタンプらしきものも薄く見えます。 また、この様に上と下に筆跡がある事から、これは元々、この程度の大きさだった事が推察できます。 ただ、これらサイン自体がかなり古く、文字が薄れている上に、おそらく今の言語ではないので、何が書かれているのか分かりません。 その魅力は、とてもそんな時代を生き抜いて来たとは思えない発色の良い色彩。 太陽光の下で見る黄色は眩しく感じる程で、細い縞模様の各色とも今染められたかのような濃厚色。 長く仕舞い込まれていた所為でこの色彩を保っているのだと思います。 また、18世紀のキリムと推察するもう一つの理由が、ウールの退化があります。 偶々、今回の掲載を行う直前、イスタンブルに18世紀のキリムと謳われるカラプナルの端切れがありました。 メインがラクダ色のキリムで何の見所もありませんが、触れて、糸の感触を確かめましたが、 私のキリムの方が断然こなれており、発色が良いです。 その上、破損部を除いてキリムは壊れておらず、経年劣化によってここまで古くなっているのは、もう18世紀ものしか考えられないとの結論に達しました。 キリムそのものは薄くはなく、触った感じは案外ふんわりとしています。 扱いに神経質になる必要はありませんが、頻繁にこの上を歩くのはお勧め出来ません。 |
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