キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
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fg91 シワス・ヘイベ

産地 シワス SIVAS HEYBE
年代 1915年頃
大きさ 129〜135*60cm
価格 58,000円


シワスのジジムヘイベ。
手に入れたのは7年以上前ですが、撮影したのは今年、2024年の6月。
強い太陽光が背面の白いキリム地に反応した為、全体的に暗い画像に写っています。

まずこの作品、色合い・デザイン等が今までのシナン風と変わり、キリムの質感共々シワスらしい少し強固なものになります。
大きさも一回り以上大きく、ヘイベの口の部分には閉じる為のループが備わっており、実用品のヘイベとしての風格があります。

このヘイベの他と配色が異なるのは、一目見てお分かりになると思います。
やや薄目の青と赤という組み合わせがメインになる為です。
濃く染まった青色は袋のかがりに使う等して、極力、袋には薄い色彩を選んだよう。
同様に、緑は大半が葉からの直接染めの緑なので、この緑色は退色し易くご覧の通り。
ただし、袋の上側を中心に、濃厚な緑がワンポイントとして入っているのが見えます。
これは、かがり糸に使われている黄色をこの青色と同じ藍で上染めして作った物。
ただ、それらはこの制作者の意に反したのか、ご覧の通りの色の組み合わせで仕上げられています。
白いベースなので、白味を生かす為にも、濃厚な色彩が敬遠されたと思います。
加えて、表面が幾分退色気味なためです。
ただ、袋の内側を見てもそこまで濃い色彩ではありません。
反面、赤の触媒を変えた染められた山吹色は鮮烈で、制作者が意図してこういう色彩に仕上げたかったのでしょう。

そのデザインは片側の袋に、縦に7体、横に5体のドラゴン模様が並びます。
そして、そのドラゴン模様の隙間には、ドラゴン模様の中心にあるのと同じソロモンの星を置く事で、全面がドラゴン模様で埋め尽くされているように見えます。
おそらくこの模様の組み合わせも、ヘイベの限定バージョンです。
このヘイベの場合、ヘイベの織り始めは上側の袋部分からだと思います。
上側ではドラゴン模様はほぼ正確に繰り返されている事に加え、濃い緑もあり、色目も豊富です。
対して、フィニッシュに近い下側では、ドラゴン模様は部位によって圧縮気味になったり、配色も少し違ったりする他、ボーダーの模様も異なります。
裏面に目を向けると、定番の流水模様が4ブロックに仕切られ、表面と同様の配色を用いた色彩豊かな物。

fg90もその紹介にこれ以上密な装飾は不可能と書きましたが、袋の中側の画像の通り、これはまた別の方法で極限まで密な模様配置を行っています。
更に小さなドラゴン模様を入れればより過密な装飾も可能かもしれませんが、これ以上に小さくすると模様が識別できなくなるので、この位が最適なのだと思います。

コンディション面では、袋の口等に共通する裂け目はあるものの、そこまで大きくもなく、割と状態は良いものです。




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