キリムの店*キリムアートアトリエ |
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L182 シャワック・キリム |
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古いシャワックの大判。 同じものが2枚在庫にできましたので、比較も兼ねて、続けて掲載します。 L181を買い付けた数年後、偶々、マラティアでこれを見つけました。 一目見て、この方が古くて上質だと分かりました。 流石にアンティークだけあり、ほぼ同じ模様、色目なのに趣が違って見えます。 ただ、これは特徴的な房が無く、長い年月のうちに何処かで一部が欠ける等した為、このように房止めに変えられたのだと思います。 不思議な事に、トルコ人の業者は総じて編み込みの房飾りを嫌い房止めを好む傾向にあるため、この様なキリムの変形を伴うものは取り除く事に躊躇は無かったでしょう。 ともあれ、房がなくなる事で整形しやすくなります。 L181もストレッチに出してありますが、元々、やや厚手な事もあって、形状を修正するのが困難でしたが、これはここまで綺麗な形に直りました。 また、房がなくなる事で、この手の縞々タイプは本当にオリジナルのサイズであるか疑問に思う所です。 ただ、運良くこれには前例がありますから、これは房とその手前が無くなっているだけと分かります。 色柄といい、オールドと瓜二つに出来ていますが、網の目のようなジジムの一部が人の顔のようになっている他、古いキリム独特のたたずまいがあります。 画像では分かり難いかもしれませんが、年代のある天然色は奥が深く、藍色は一部で青色ですし、赤色も濃淡が出ています。 この赤、どこにでもあるように見えて、独特の色調であり、同じ色はまず見つかりません。 ストレッチの際に切れた所を修復する必要があり、色の合う天然の赤色を修理屋の糸の山の中を探しましたが見つかりません。 最終的に私が自宅に置いてあったエルズルムの歯切れの赤色が唯一マッチしました。 後で考えれば、両者共に近いエリアでしたから、糸質まで完璧なのに納得。 アンティーク特有の艶のあるキリムは、古いシャワックそのもので、見た目の印象とは裏腹に、触れた時の感触はとても滑らかです。 多少、ジジムに擦れている所はありますが、この年代にしては申し分のないところ。 地元で仕入れている分、中間マージンをカット出来、販売価格はオールドと同じにします。 |
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