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S311 アフヨン・ソフラ |
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アフヨン方面で織られたソフラ。 同じアフヨンでもS310より一回り大きめです。 このソフラでは、一体何を表現したかったの?と思うくらい、いろいろな要素が複雑に入り混じり「混沌」とした様子。 少しだけ読み解いてみましょう。 まず、キリムの両端に描かれるパルマクルと同時に、中央の横線が目に飛び込んで来ます。 上下に分割されているのは、どの方向からでも使える様に工夫されたのでしょうか? ただ、このソフラの場合、「パルマクル」の長さ、太さにそれ程違いが無く、揺らぎながら無地となる中央部分へその切っ先を集中してあります。 そして、その大事な部分にはシンプルなジジム。 何処か魔よけ的なイメージを感じさせる気がしますが、正直、良く分かりません。 ただ、テーブルキリムというよりも、お祈り用ぽい雰囲気があります。 緑の横線は、そのサインでしょうか? 少しワイルドな風貌をしていますし、山間の土地で伝統的な考え方が色濃く残っていたのかもしれません。 有り余る染料を注ぎ込んだ為か、無地の赤色は太陽光に当たって退色してもまだ濃厚なまま、勿論茜由来の天然色。 接写した画像でお分かりになるでしょうか、緯糸は太さがマチマチです。 今は機械糸ばかりですから、このような糸の太さ、撚りも違う糸が混在しているというのは、昔ならばともかく、今となって手仕事の味わいと評価出来ます。 これも移動用のものなのか、フェティエ方面のソフラ等と比べて薄めです。 その為、飾りとして使うにも便利です。 |
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